SDGs講演会
12月21日,3年生を対象にSDGs講演会を実施しました。「SDGs」とは「Sustainable Development Goals」の略で,国連加盟193カ国が2015年に全会一致で採択した「持続可能な開発目標」のことです。2030年に向けた17の目標と具体的な169のターゲットで構成されています。
『2030SDGs』カードゲーム公認ファシリテーターの渡邉芳彦さんを講師にお招きし,まずSDGsについて説明していただきました。その後カードゲームの説明を受け,13のグループに分かれてカードゲームを行いました。最初はゲームの進め方が分からず,少し戸惑っていた生徒たちも,一旦ゲームが始まると自分のグループの目標達成に向けて他のグループとカード交換の交渉を行い,積極的に活動する様子が見られました。ゲーム終了後に確認した「世界の状況メーター」では,「経済」・「環境」・「社会」の三つの分野のうち,「経済」に偏った世界となってしまいました。ゲーム終了後はSDGsを目指す上で様々な気づきのあるお話をしていただきました。
講演会終了後に実施したアンケートでは,多くの生徒が「自分と現実の世界とのつながりを感じることができた」・「今後の自分の意識や行動に変化が起こりそうだ」と回答していました。後日,講師の渡邉さんから「生徒の皆さんにとって,どこかで何かの拍子に自分が大切にしているものが何か。思い出し,気づいてくれるような,そんなキッカケになっていただければと思っています。」とメッセージをいただきました。「世界はつながっている」・「私たちはこの世界の当事者」等,本当に大切なことを実感することができた講演会でした。
以下は参加した生徒の感想(抜粋)です。
○『大いなる富』という目標の中,お金に目がいってゲームをどんどん進めて,ふと立ち止まった時に環境や社会がぐちゃぐちゃになってしまっていた。今の社会に似ていると思った。目標達成が全てではなかったと思った。他のチームを助けることで全体のバランスを取り持つことはできたはずだった。
○SDGsについて詳しく知ることができた。カードゲームもして,なかなか思い通りにいかなくて,経済・環境・社会を安定させることは難しいことだと思った。
○ゲームをしながらSDGsを学べたので良かった。